省力化機械で日本の労働力人口の減少に立ち向かう会社のブログ~自動機の開発・設計・製作から3Dプリンタ、治具の設計製作まで~

地域密着型で自動機・省力化機械の設計・製作・機械開発をしています。近年は基板設計の優位性を活かして3Dプリンタや「かんたん電子看板」などの開発・製作・販売を行っています。

リファレンス

3Dプリンタトラブルシューティングガイド


英語記事の紹介になってしまいますが、下記をSimplify3Dのサイトのガイダンスをよく利用しています。

だいたいのトラブルはこの指示に従ってパラメータ調整すると解決できます。Simplify3Dというスライサソフトは有償なので利用していない方もおられるでしょうが、Curaやslic3rのような無料スライサソフトでも対応するパラメータがあるので参考になるはずです。

英語が障壁になりますが、最近はGoogle翻訳が良くなっています。技術的な英語はほとんど意味が通っていますので、ぜひ併用してご利用ください。



GoogleドキュメントによるOCR機能


見積書や他社の購入品リストがPDFファイルになっていて、型式や数値が複写できないケースがあります。

様々なOCRソフトがありますが、無料ソフトで断然おすすめなのがGoogleドキュメントによるOCRです。PDFファイルをスナップショット機能などで画像ファイルにするひと手間かかるのが難点ですが、型式の変換精度は高いです。

詳しくは下記のリンク先をご覧ください。

必ずしも100%の変換を保証するものではないので、実際の運用時には綿密なチェックが必要ですが、最初から打ち込むことと比べれば手間はとても少ないです。使ってみた感覚では、90%程度の変換精度です。もちろん、有料のOCRソフトと比べれば変換精度は落ちるでしょうが、無料ソフトでは断然高性能であると思います。


【3Dプリンタ】綺麗に造形するコツ


他社様サイトですが、参考になるWikiページなので紹介します。

綺麗に造形するコツ - BS01 Wiki
トラブルに見舞われるとどこを調整すればいいのか迷いますが、そのときにこのリストに沿ってちぇっくしていくといいと思います。

また下記のWiki内の記事も参考になります。
Kacieのプリント術TOP10TIPS - BS01 Wiki

造形キャリブレーション用データとして下記のものもよいと思います。
造形用データ - BS01 Wiki




 

【3Dプリンタ】Retraction/退避設定(Slic3r)


「Retraction/退避設定」は3Dプリンタの操作において重要な調整項目です。エクストルーダーから樹脂を溶かして一層ずつ積層しますが、一つ上の層の開始点に移動する際に糸引き現象が発生します。いわゆる「ヒゲ」の原因になります。

先日ご紹介した下記のサイト内の記事が分かりやすかったので、引用します。
Slic3r | Retraction / 退避設定 / 3Dプリンタの設定をいじる / Slic3r まとめ

重要なのが、フィラメントの引き込み量であるLenghtと、ノズルの退避量であるLift Zです。

Lenght


Lift Z



大雑把な傾向ですが、数十mm以上の成形物の際はLift Zを大きくするとヒゲが発生しづらくなりますが、それ以下の成形物の際はLift Zを大きくすると成形物を途中で蹴倒す現象が発生します。小さい成形物の際はこれを小さくすると成形物が美しくなる傾向があります。

あとは、ノズル退避後の最少移動量(Minimum travel after retraction)も重要です。


移動量が5の場合



移動量が15の場合

この最小移動量を大きくすれば、無駄なretractionが減り造形時間の短縮につながります。小さめの成形物の際にはこの最小移動量を大きくしておけば、かえって成形品質が上がる傾向があります。


DWG出力したファイルをAutocadLTで編集(Fusion360)


Fusion360という3DCADが話題になっています。

商用でなければ無償で使用することができるのに、3DCADとしてはもちろんのこと、プロダクトデザイン、解析ソフト、CAD/CAMとしても十分使用できるという高機能CADなのです。
CAD/CAM/CAE が統合されたまったく新しい 3D ツール| Fusion 360

弊社内でも取り組みを始めていますが、2次元CADとしての機能がいまいちなので、3DデータをDWGファイルとして展開した上で、AutoCADという2次元CADにおいて使用したいと思っていました。

ところが、正面 側面 底面 のそれぞれが一つの塊りになってしまうという現象が起きて参っていたところ、Autodesk社のコミュニティを検索すると次の方法で解決できることが分かりました。

DWG出力したファイルをAutocadLTで編集 - Autodesk Community

EXPORTLAYOUT [レイアウト-モデル変換] コマンドを実行した上で、ブロック図形を分解(explode)するわけです。これで無事解決です。

AutoCADのEXPORTLAYOUT [レイアウト-モデル変換] コマンド自体も便利機能ですね。



ギャラリー
  • 3Dプリンタサービスの紹介動画の公開(YouTube)
  • かんたん電子看板サービスの紹介動画の公開(YouTube)
  • 3DプリンタRaise3D Pro2 による造形物
  • 3DプリンタRaise3D Pro2 による造形物
  • 3DプリンタRaise3D Pro2 による造形物
  • 3DプリンタRaise3D Pro2 による造形物
  • 3DプリンタRaise3D Pro2 による造形物
  • 3DプリンタRaise3D Pro2 による造形物
  • かんたん電子看板設置事例
プロフィール
(有)イージー・エンジニアリングは、富山県にある地域密着型で自動機・省力化機械の設計・製作・機械開発を一気通貫で行う企業です。近年は基板設計の優位性を活かして3Dプリンタ「かんたん電子看板」などの開発・製作・販売を行っています。 連絡先 TEL:0765-83-3521 FAX:0765-83-3522 EMail:info@ez-eng.jp
プロフィール

ez-eng

タグクラウド
MAP
  • ライブドアブログ