省力化機械で日本の労働力人口の減少に立ち向かう会社のブログ~自動機の開発・設計・製作から3Dプリンタ、治具の設計製作まで~

地域密着型で自動機・省力化機械の設計・製作・機械開発をしています。近年は基板設計の優位性を活かして3Dプリンタや「かんたん電子看板」などの開発・製作・販売を行っています。

造形設計提案

【3Dプリンタ】造形設計提案⑥


弊社のコア事業は、自動機の開発・設計・製作です。
試験機、産業機械、自動機の開発・設計実績 | イージー・エンジニアリング

下の写真は、本製作前にモデル機構を2日間で、設計・製作・検証を行うことができました。
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従来は、試作部品であっても金属を切削加工して部品製作していたので、部品待ちだけで2~3週間かかるのはザラでした。それに追加工、追加製作でまた1週間待ちという感じで試作・失敗にためらいがちでした。

ところが、3Dプリンタであれば、問題があればすぐに成形して再検証できるので、試行回数が増えます。失敗の恐怖から解放されて、創造性がかき立てられるだけでなくて、試行回数が増えることにより、本製作前の早い段階で精度を上げることができます。

この画期的な試作・製作プロセスを多くの方に体感していただきたいです。


 

【3Dプリンタ】造形設計提案⑤


3Dプリンタを導入するメリットについて、もう少し具体的に考えてみましょう。

3Dプリンタの強みのひとつが、アイデアをすぐにその場で試せることです。従来なら画面を見てイメージしていたものを、実際に手にして確かめることができます。製品開発の初期段階からこまめ試作して評価することで、早い段階で品質、機能、組立、量産性などの検討もでき、設計コストの削減につながります。

以下で、具体例をご紹介します。

1点ものの機械部品の試作加工を外部に依頼して組立・調整したところ、干渉箇所が2つ、治具の再製作が1点あった。抜本的な変更をせずに回避しようと、追加工と図面の変更に着手したが苦戦。二点の干渉回避で6H、治具の再製作で3H工数が発生した。精度と強度に不安もあり、試作は3パターントライした。図面も部下に依頼して6点制作した。改めて発注し直し、2週間後の納品を待つことになった。
 
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図示したものを掲載します。こういったことはよくある話ですが、開発の忙しさのために見える化していなかったのではないかと思います。この事例だけでも10万円ほどのコスト削減が見込めます。これだけでなく、設計者・担当者の創造性を喚起する効果も加えれば、もっと価値が高まります。

是非、導入をご検討下さい。

 

【3Dプリンタ】造形設計提案④


「3Dプリンタはどうやって費用対効果を出すのか?」

そういった疑問があるかと思います。今では造形サービスもまだ高価とはいえ、数多くありますので、わざわざ3Dプリンタを自社内に導入するのは割に合うのかためらうことも多いと思います。

開発スピードが上がると言ってもピンと来ないかもしれませんが、社内で加工者に試作してもらう見えないコストを減価償却費などとして計上していくだけでも、回収するイメージを掴んでもらえるのではないでしょうか。

それにとどまらず、設計者が設計段階で3Dプリンタで早めに試作を重ねることで、無駄な後加工を減らすこともできます。フライス盤での後加工くらい自分でやるよという方も、それを数多く重ねてコストに計上すれば、膨大なコストになりますし、それ自体は付加価値のない加工です。加工者にはもっと付加価値の高い加工をしてもらいましょう

設計・検証段階で、発注者・企画者・設計者が現物を見て吟味できる創造性の高さは、工数を短縮できるのはもちろんのこと、最終的に納品する機械・製品の質の向上につながります。

実際に使ってみないと伝わらないかもしれません。そういった創造性を高めることについても、積極的に提案いたします。

 
 

【3Dプリンタ】造形設計提案③


「3Dプリンタはどんな場面で使ったらいいのか?」
ピンと来ない方も多いかと思います。

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営業先でご提案したのは、機械の調整中に一時的に部品を成形して代用しておくという方法です。休日の調整で加工者がいないけれども納期が間に合わないというときは、3Dプリンタの出番です。

加工者がいなくても、複雑形状の部品を試作して検証できます。永続的に使用するには不安だけれども、数日程度であれば問題ない部品であれば代用しておき、後で加工者に本製作してもらうといいのです。

強度が必要ない部品であれば、もちろんそのまま樹脂成形品を使ってもOKです。


【3Dプリンタ】造形設計提案②


3Dプリンタによる造形にはどのようなメリットがあるのか、その典型例を一つ写真で示します。

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これは、材料であるフィラメントが流れるのをガイドするローラーです。ベアリングもしっくりはめ合うことができます。ガイドローラーは軽量であるほど望ましいので、3Dプリンタで樹脂で自由な形で成形するのは実に適切なことです。

ガイドローラーの上にかぶさっているガイドも一点部品構成で、3Dプリンタならではの発想です。
 
このように、3Dプリンタによる造形は設計者・組立者の発想を飛躍させて、生産性が向上します。このような事例は随所にあります。是非、弊社の造形設計提案オプションも導入して下さい。




 
ギャラリー
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プロフィール
(有)イージー・エンジニアリングは、富山県にある地域密着型で自動機・省力化機械の設計・製作・機械開発を一気通貫で行う企業です。近年は基板設計の優位性を活かして3Dプリンタ「かんたん電子看板」などの開発・製作・販売を行っています。 連絡先 TEL:0765-83-3521 FAX:0765-83-3522 EMail:info@ez-eng.jp
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