省力化機械で日本の労働力人口の減少に立ち向かう会社のブログ~自動機の開発・設計・製作から3Dプリンタ、治具の設計製作まで~

地域密着型で自動機・省力化機械の設計・製作・機械開発をしています。近年は基板設計の優位性を活かして3Dプリンタや「かんたん電子看板」などの開発・製作・販売を行っています。

IoT

【ぷちIoT】アキバで買った50円のセンサーで4億円の削減効果! 中小製造業のIoT成功例


現場発のIoT開発事例として、興味深い記事が挙げられています。

アキバで買った50円のセンサーで4億円の削減効果! 中小製造業のIoT成功例


部材が安いのはいいとして、どういう通信や制御をしているのか見てみたかったのですが、それについての記載はありませんでした。計測にIoTを使っていてそこからの改善は手作業のようですが、究極的には取得したデータをもとに、それをフィードバックした制御をすることもできるはずです。

現場の生産性向上のためにIoTがあるのであって、IoTを自己目的化する必要はないことを示す事例として有益です。

CTセンサを使用して工作機械の稼働率をモニタリングする~簡易IoTの事例~


IoTが喧伝されるご時世ですが、製造業ではいったい何から取り組んだらいいか分からないというのが実情ではないかと思います。

日本では過去の蓄積がある分、その枠組みを変えることには多大なコストがかかりますし、ましてや通信が絡むとなるとセキュリティの問題もありますから簡単ではありません。

ところが、下記の記事であればそれほどのコストを掛けずに簡易的に遠隔で工作機械の稼働率をモニタリングすることができるので、IoT入門としておすすめします。

CTセンサを使用して工作機械の稼働率をモニタリングする | Lazurite





 

Wi-Fi機能付き温湿度ロガーの開発(3)


以前、ご紹介したWi-Fi機能付き温湿度ロガーの開発(1)(2)についてです。

データの蓄積・進展がありましたのでご報告します。

ESP-WROOM-02 WiFi Logger01
このようになりました。

今日21日は、一度ケースを開けましたが、その時に一時湿度が急上昇しました。昨日20日は台風が来ていたので、気圧が降下しています。気温はきれいなダウントレンドを描いていて、だんだん涼しくなった感じがグラフからわかります。

期間を短くしたり、長くしたりして傾向を見出すこともしたいです。進展がありましたらご報告します。

Wi-Fi機能付き温湿度ロガーの開発(2)


以前、ご紹介したWi-Fi機能付き温湿度ロガーの開発(1)、進展がありましたのでご報告します。

ESP-WROOM-02を使ったWi-Fi機能付き温度ロガーを作る(1)
ESP-WROOM-02を使ったWi-Fi機能付き温度ロガーを作る(2)
ESP-WROOM-02を使ったWi-Fi機能付き温度ロガーを作る(3)

上記記事に基づいて製作しました。

こんなボックスにフィラメントを入れて保管しています。
IMG_4733

 シリカゲルを所々に入れて除湿しています。
IMG_4734

 ボックスの片隅に製作した基板(ブレッドボード)を配置しています。
IMG_4735

3Dプリンタで製作したケースに製作したブレッドボードを収めています。こんなイメージのケースは簡単に設計・製作できます。
IMG_4737

 ボックスに穴を開けて、電源を供給しています。温湿度の管理という点では望ましくないので、別途パッキンしようと思います。
IMG_4738

こんなイメージで表示されます。斜線区間は土日に電源を切っていたので観測していないという意味です。エアコンをかけるとボックスの中にもその影響が現れています。追ってご報告します。
 graph

3Dプリンタの遠隔操作(1)


このIoT時代、せめて3Dプリンタを遠隔操作したい!とずっと思っていました。

設計部屋と3Dプリンタの現場が離れていると不便なのです。設計データをサーバーに置いてから現場に向かい、現場の3Dプリンタとつながっているノートパソコンでそのデータを吸い取り、そのノートパソコンで3Dプリンタに指示を出すというサイクルがまどろっこしいと思っていました。

そこで、設計部屋のパソコンから設計データをRaspberry Piサーバーに送り、ダイレクトで設計したパソコンからプリントアウトする指示を出せるはずと考えて構想を練りました。

そして、できました!

大まかには下記のイメージです。
Raspberry PiにRepetier-Serverをインストールして複数の3Dプリンターを制御する - なんでも作っちゃう、かも。

幸い、下記のRaspberry Pi 2 を在庫で持っていたので、これにインストールしました。
Raspberry Pi 2 Model B (1)


動画ではこんなイメージです。
https://goo.gl/photos/BxUsn5mjmFv8JDFz5

ノートパソコンがなくなって、実にすっきりしました。

課題としては…

1.Raspberry Piの電源を外付けのAC100Vからもらっているので、できれば3DプリンタについているDC電源からもらう。
2.社内のローカルWi-Fiでしかアクセス出来ないので、せめて動画だけでもグローバルで監視できるようにしたい。究極的にはサーバーを設置しなければならないが、サポートサービスのためにグローバル遠隔操作することまで到達できれば、IoT3Dプリンタといえるだろう。

ということが挙げられますが、一歩ずつ地道に改善していきたいです。
ギャラリー
  • 3Dプリンタサービスの紹介動画の公開(YouTube)
  • かんたん電子看板サービスの紹介動画の公開(YouTube)
  • 3DプリンタRaise3D Pro2 による造形物
  • 3DプリンタRaise3D Pro2 による造形物
  • 3DプリンタRaise3D Pro2 による造形物
  • 3DプリンタRaise3D Pro2 による造形物
  • 3DプリンタRaise3D Pro2 による造形物
  • 3DプリンタRaise3D Pro2 による造形物
  • かんたん電子看板設置事例
プロフィール
(有)イージー・エンジニアリングは、富山県にある地域密着型で自動機・省力化機械の設計・製作・機械開発を一気通貫で行う企業です。近年は基板設計の優位性を活かして3Dプリンタ「かんたん電子看板」などの開発・製作・販売を行っています。 連絡先 TEL:0765-83-3521 FAX:0765-83-3522 EMail:info@ez-eng.jp
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