3Dプリンタでものづくりをしたい人にとって、必要なツールがCADです。

CADとは、Computer-Aided Designの略で「パソコン上で、設計するソフト」のことです。

2次元の図面を製図するのが2次元CAD(2DCAD)で、かつてはドラフターと言われる製図板の上で
紙と鉛筆で図面を描いていましたが、それが電子化されたイメージです。2次元CADのデータは2Dデータのため、3Dプリンターが必要な3Dデータは作成できません。2次元CADのデータを利用して、3次元CADで3Dデータを作成する必要があります。

3次元CAD(3DCAD)は、図面も描けますが、主に3Dデータを作成するのに使われます。3次元なので、X軸とY軸の他に、Z軸が追加されます。

3DCADは、3Dプリンター用のデータも出力できますが、ほとんどは、機械や金型を3次元設計したりCAD/CAM(切削加工するためのソフト)で利用するデータ作成に使われます。3Dプリンタに出力する場合は、名前を付けて保存、もしくはエクスポートで「STL」として書き出します。

3DCADは、ハイエンド、ミドルエンド、ローエンドの3つの価格帯があります。
ハイエンドは、CATIAやProEなど、
ミドルエンドは、SolidWorksやICAD、Inventorなどが主要どころです。
ローエンドは、現在このブログでもよく取り上げているFusion360がとても高機能です。

3Dプリンタに出力するためのデータ作製はFusion360でも十分ですので、まずはここから習熟することをおすすめします。

参考リンク
CADで3Dデータを作成する その1!誰でもわかる、CADって何? | 中山木型製作所
CADで3Dデータを作成する その2!ソリッドになったデータをSTL出力してね
3DCADの種類