明日の3Dプリンタ展示に向けて成形・調整をしていたら、見たことがないようなエラーが発生しました。
こちらで運用しているのは、RAMPS 1.4のファームウェアがインストールされたHe3D Prusa xi3というタイプですが、そのLCD画面が上記です。
左上がヒートベッドの温度、右上がエクストルーダーの温度ですが、defと表示されただけで温度を認識してくれていない状態になっていました。パソコンから指示すればモータは動くのですが、ヒートベッドやエクストルーダーの温度は、パソコンから指示しても全く反応してくれません。
しかも、自動で稼働させると温度条件を無視していきなり動き始めるという始末で、明日の展示会を前にして未知の状況が頻発してすっかり参ってしましました。
一晩明けて、スタッフの助力を受けて点検してもらったところ、エクストルーダーのノズルに取り付いている熱電対が断線していたことが分かりました。
以前掲載した写真ですが、加熱ブロック側面の黒色の小鍋ネジに押さえつけられているものが熱電対(サーモカップル)です。透明のケースに収まっていますが、中に入っている端子は非常に径が細くて何かの拍子で断線しても仕方がないくらいやわな構造なので、対策を講じる必要があります。reprap系の掲示板を見てみたのですが、いろいろブラケットなどで工夫している例はあるようですが、まだ理解できていないので、良い方法が見つかったらブログでもシェアします。
とにかく、熱電対が断線していたことにより、エクストルーダーの温度が認識されておらず、それ故のトラブルであったようです。検索ワードが悪かったのかもしれませんが、あまり類例が見つからなかったので、ブログでシェアします。
また、ファンの断線もありました。それ自体はハンダ付けで直すことはできたのですが、回転数が本来から激減しておりまともに機能しませんでした。
サイズは、40mmx40mmx10mmでした。とりあえず、このサイズで仕入れやすかったのはミスミのファンでした。製品についてもシェアします。
C4010H12BPLB-7|DCファン|ミスミ|MISUMI-VONA【ミスミ】
PDFファイル
アマゾンでは、DC12Vで2芯という点に留意していただければ、この辺りで代替できるのではないかと思います。
uxcell 92mm x 25mm DC 12V 2ピン 65.01CFM PCコンピュータケース クーラー 冷却ファン ケースファン PC対応 ブラック
納品されるまでの間は、60mmx60mmサイズのファンを仮付けしました。ボルト1本で不安定ですが、何とか動いているようです。
明日の展示はこれで動かしてみます。